尼崎リサーチ・インキュベーションセンター(以下ARIC)を管理する株式会社エーリック様の防災備蓄として、弊社のストックストックをご導入いただきました。
ARICは、これからの企業家・先端的な研究開発や新事業に取り組む皆様にオフィスを提供するとともに人材育成や技術支援、各種コンサルティングを行う支援拠点で、医薬・化学系の研究に便利な少量危険物倉庫も完備している施設です。
また、多目的ホールや小ホール、大小会議室も併設し、賃貸オフィス入居企業以外の一般の方の利用も多い施設です。
もくじ
初動対応セットのカスタマイズしたものを2セット。1台目は、1Fの施設の受付に隣接した場所で、AEDと並べて設置しています。もう一台は、建物の中間層である4階のエレベーターホール前にAEDと隣接して設置しています。
ともに災害が発生した際の拠点として集まる場所に設置しています。
食料と水は、3日分が1箱になっているCompleted Ver2が28個入ったセット「Completed Version2 28人分セット(DS4-CT)」を4台を2・3・5・6階のエレベーターホールに設置しています。
エレベーターホールに設置していることから、施設で勤務されている方が毎日見えるようにしているのと、一時利用者の方も必ず目に入る場所に置くことで、災害が発生した際に注意が行きやすいようになっています。
今回は、災害備蓄管理士の鳥居が株式会社エーリックの岡原崇史様と里井愛様に、ストックストックを導入するにあたった経緯や、今後の災害時の対応などについてのお話をお伺いしました。
ARICは兵庫県尼崎市の港湾エリアにある、企業の研究施設を中心としたテナントが入居している施設です。
施設の特性上、消防訓練は年に2回行い、初期消火対応や避難誘導などの充実した訓練を行っています。
近年、災害の発生件数が増加傾向にあることから、BCP対策を2023年度中に向けて進めています。
春と秋に行う消防訓練では、火災の発生を想定して、エーリック様のスタッフが各テナントさんの避難誘導訓練、初期消火訓練、 通報訓練を行います。医薬・化学系の研究向けの少量危険物倉庫を有していることから、多くのテナントのスタッフが参加されます。
尼崎市消防局による実際の放水や水消火器を使った訓練や、館内の消火栓を使って実際に放水を行ったりします。
消防側も火災を想定して実地訓練を行い、参加者は真剣な様子で訓練を行っています。
AEDの取扱訓練なども行っています。
防災備蓄の取組については、災害ベンダーを10年ほど前に導入したのがスタートです。
現在も、1階事務所前に災害ベンダーを設置していて、災害が発生した際には、スタッフがドリンクを無料で提供することができます。
さらに、ボスマートという自販機の横のパンやお菓子などを自販機で支払う仕組みも導入し、災害時にはボスマートの食べ物も提供することを想定しています。
近年、入居テナント様からもBCP計画に関しての質問が増え、施設側でもBCP計画(事業継続計画)を策定することが決まり、災害ベンダーに加えてBCP計画策定に先行して防災備蓄を整備することにしました。
そこで、防災備蓄の見える化を図ることができるストックストックを導入するに至りました。
エーリック様では、2023年度中導入予定に向けて現在、計画書を策定中です。
エーリック様は現在7名のスタッフで施設の管理を行っており、災害発生時に各スタッフの役割分担や、初動対応時の資材の使い方や、帰宅困難者の対策などの方針なども含めた事業継続計画を立てています。
当初は、倉庫に水や食料を段ボールに詰めて備蓄する方向で考えていましたが、倉庫内での備蓄では段ボール箱を開けないと中味がわからない点が気になっていました。
防災備蓄を実施していることがすぐにわかる商品がないかを調べていましたら、ストックストックを見つけた訳です。
ストックストックは防災備蓄の見せる化が実現でき、防災備蓄のアピールができるデザインが決め手でした。
テナントさんにアピールしやすく、意識啓発が進むと考えました。
スペースの変更などに伴って移動できる点やアイコンがマグネットだという点も将来的には新たな備蓄品を導入した場合などにも使いやすいと思いました。
導入したことについて、テナントさんからも評判が良く、会社としても防災対策を行っていることをアピールできることから、社内でも評価が高いです。
初動対応セットは、スタッフが常駐している1階の事務所に1台設置していますが、ARICの所在地は、高潮が発生した場合は5mの浸水の可能性があるエリアであることから、浸水した場合を想定して、もう一台は4階に設置しています。
災害別のハザードマップは、国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」で住所を入力すると見ることができます。
ガスボンベ式発電機は、エネルギーがガスボンベだけで、一般的なエンジンと変わらないため、屋内での使用は厳禁です。
ARICの4階にはベランダがあるため、ガスボンベ式発電機を動作させることができます。
さらに、初動対応セットの横には1階も4階もともに、AEDを設置していることから、防災組織の拠点として、救命活動も行えるようになっています。
普段からもこのような構成になっていると、施設の利用者の方も目に見えていることから、災害発生時に初動対応の資材を探す必要性が低くなると考えられます。
食料と水は、3日分が1箱になっているCompleted Ver2が28個入ったセット「Completed Version2 28人分セット(DS4-CT)」を4台を各階のエレベーターホールに設置しています。
扉のアイコンは、白背景に赤のイラストと文字でカスタマイズしています。入居テナントの方からもわかりやすいと評判とのことです。
扉を開けると、1人用の3日分の水と食料が箱に入っていて、箱を1人ひとつ配布することで、スムーズに帰宅困難時の水と食料の配布ができます。
このボックスには28人分入っています。
各ボックスの中には、アレルギー対応のレトルト食品6食と米粉クッキーと水とスプーンが入っています。
レトルト食品は、開封してすぐに食べることができる製品で、スプーンも付いているので、食事をするために準備するものは必要ありません。
今後の課題としては、2023年度中に導入予定のBCP計画にあわせて、今回導入した防災備蓄品と資材の効果的な活用方法を整理していく必要があると感じています。
また、社員全員がBCP対策に合わせて行動できるように進めていくことです。災害はいつも同じパターンで来るわけではないので、柔軟に対応できるようにしていきたいと考えています。
株式会社エーリック様では、岡原さんを中心に2023年度中導入予定のBCP計画の施行に向けて災害時の事業継続計画を立てて、テナント様が安心して仕事ができる環境づくりを進めています。ARICを利用される方々がストックストックを見ることで災害時のことを忘れないようにしていただけると嬉しく思います。
この度は株式会社エーリックの皆様にご協力いただきまして、ありがとうございました。(鳥居)
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